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懐公(かいこう、? - 紀元前636年)は、中国春秋時代の晋の君主(在位:紀元前637年 - 紀元前636年)。姓は姫、諱は圉。恵公(夷吾)の子。生母は梁(嬴姓)の公女で、姉妹が一人いる。 恵公の死後、秦で人質となっていたのを逃げ出して晋に帰国し、即位して懐公となった。懐公が勝手に逃げ出した事に怒った秦の穆公は、当時楚の成王の元にいた晋の公子重耳(のちの文公で懐公の伯父)を迎えて晋に入れようとした。 懐公は盛名の高い重耳の帰還を大いに恐れ、重耳の側近の狐毛・狐偃兄弟の召還命令を拒否した父のを処刑したりと、晋国内で重耳に味方しそうな大夫を徹底的に弾圧する恐怖政治を行ったが、そのために大夫達の支持を失い、重耳の帰国と同時に殺された。 懐公の在位は1年に満たず、通常このような君主は君主として認められずに系譜から外されるうえに諡号も付かないのだが、重耳が即位して文公となると圉を祀り懐と諡したので、懐公として後世に名を残すことになった。 なお、懐公が秦の人質時代に愛した秦の穆公の娘は懐嬴と呼ばれ、懐公の死後は文公に嫁いで辰嬴と呼び変えられたが、夫人としての序列は9番目と不遇であったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「懐公 (晋)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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